カトレア

洋ランQ&A(カトレア)のページ

 
   
ようこそ、洋ランQ&A”カトレア”のページへ
 
   ◆カトレア[ラン科カトレア属]
 
   カトレア属は中南米の熱帯に約30種が自生しています。
 
   華麗な大輪の花はまさに洋ランの代表的な存在です。
 
   カトレアの花色はピンク、紫紅、白、黄などで、大輪から小輪まで、
   さまざまな品種があります。
 
   最近はフラワーアレンジメントの花材として用いられることが、
   多くなっています。

    
 
 Q、シースが出ず花が咲かない?(成長期の日照不足の場合)
 
 
A、原因
 
  夏の間、部屋の中に置き、日光にあてず、水と肥料のみを施していても株は太って葉色もよく、
  一見よく育っているように見えます。
 
  しかし、株の充実度が足りないため、シースは出来ず花芽も出てこない場合があります。
 
  夏は春や秋に比べて太陽の差し込む角度が高くなるため部屋の中に差し込む日照量が、
  少なく日光不足をおこします。
 
  また、夏の間、戸外栽培をした場合でも、木の下などに置き日光不足になり、
  シースが出来ない場合もあります。
 
 
☆対策
 
  秋になりシースがないのに気づきあわてて日光に当てても手遅れです。
 
  花芽が出来るかどうかは春から中秋までの間に決まるので翌春まで待って育て直しましょう。
 
  初夏から中秋にかけては、毎日5〜6時間の日光が葉の表面に当たるようにします。
 
  この時、株の間をあけて風通しを良くすると、新芽は自然に伸びてシースが出てきます。
  但し、夏の強光に当てないよう、50%遮光のネットを張り、その下に株を置くようにしましょう。
 
 Q、シースが出ず花が咲かない?(肥料不足の場合)
 
 
A、原因
 
  初めてカトレアを育てる方が起こしやすい失敗です。
  
  肥料による根腐れを心配して、水のみを与えることがあります。
 
  すると日光は良く当たっていても栄養不足が原因でシースが出来なかったり、
  シースが出来てもつぼみの数が減ってしまいます。
 
 
☆対策
 
  1000倍に溶かした液体肥料を週1回の割合で5月〜9月中旬まで施します。
  また、それとは別に、油かすと骨粉の固形肥料をツキ1回の割合で5月下旬、
  6月下旬の2回施します。

  1回の量は鉢のサイズで異なりますが、4号鉢の場合1〜2個。
 
 
 Q、シースが出ず花が咲かない?(根腐れの場合)
 
 A、原因
 
 水の与えすぎ、あるいは肥料の量が多く、根が肥料負けして、腐ってしまったためです。
 そのため株が弱りシースも出来ません。
 
 カトレアは着生ランですので、根は空気を好みます。
 
 株の表面の水ゴケが少しぬれているまま、水を大量与えると根は腐って来ます。
 また、肥料の量を多く施したり、回数を多くしたりすると、根が腐ります。
 
 ☆対策
 
 夏の終わり頃に見つかった根腐れは、手入れを改めても、すぐには回復せず、
 1年かけて育て直すことになります。
 秋に入ったら植え替えを行い、新たに発根させ育て直します。根腐れを起こさないためには、
 水やりは植え込み材料の表面が少し乾いてから行うようにします。
 
 
 Q、シースは出たが花が咲かない?(品種によっては遅く咲くタイプの場合)
 
 A、原因
 
 このような例は秋の終わりから初冬にかけてよく見られます。
 
 カトレアには秋に咲くタイプと最低温度が15℃あると冬の間咲くタイプ、
 春にならないと花芽が出ない春咲きタイプの3つのタイプがあります。
 
 成長の進行は、3タイプとも似ており、秋の終わり頃には今年の成長は終わり、
 シースも出てきます。
 
 秋咲きはシースの完成とほぼ同時に、発芽がシースの中から出てきますが、
 冬咲きと春咲きはシースが出来ているだけで花芽は出来ていません。
 
 また、最低温度が、7〜8℃くらいのところで越冬させると、花芽がシースの中で、
 見えてくるのは冬ではなく3月頃になり春咲きタイプと似てきます。
 
 ☆対策
 
 株の元気はよく、葉色もよく、シースがしっかりと完成していれば、シースの中に、
 花芽が、なかなか出来なくても、心配せず、待ちましょう。
 
 芽はいずれ出てきます。
 
 Q、シースは出たが花が咲かない?(バルブの完成後、新芽が発生した場合)
 
 A、原因
 
 秋に多く見られる現象。
 
 秋に多く見られる現象。春に出た新芽が秋までに太り、そこにシースが出て、
 中から花芽が伸びるというのが順調な成長です。
 
 夏までに施した固形肥料の量が多かったり、9月になってからも肥料を
 施し続けたりしていると、秋の初めから中頃にかけて、完成した新しい
 バルブの根元から、新芽が出始め、 伸びてくることがあります。
 
 こうなると、シースの色がだんだんあせて、花芽が出なくなることがあります。
 
 これは、貯蔵養分が発秋に発生した新芽の方に移ってしまったものと考えられます。
 
 ☆対策
 
 このような現象が見られた場合は、肥料を施し、株が養分不足に、
 ならないようにします。出た新芽を折るようなことはしません。
 
 肥料は、本来9月中旬頃までに打ち切りますが、完成したバルブから秋に新芽が、
 出たときに限り施します。
 
 液体肥料を1000倍に薄め、週1回の割合で10月中〜下旬まで施します。
 
 これで、前に出来たシースはしおれることもなく花芽が出来ます。

 また、初秋に発生した芽も数ヶ月後にはシースが発生し、そこにも花芽が出来ます。
 

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